ラスベガスからこんにちは、シーズ代表の西垣です。
1日目のAWS社長Matt GarmenさんのキーノートではAI系もそうでないものも含め様々な発表がありました。
AI
新しいチップTrainium3
新しいAIモデルNova
Amazon Q強化
AI以外
S3 Tables
S3 Metadata
Amazon DSQL
いずれも興味深いものばかりですが、私が一番興味を抱いた「Amazon Q」のBI系強化についてまとめたいと思います。
Amazon Qとは
https://aws.amazon.com/jp/q/Amazon Qは去年re:Inventでプレビュー版が発表され、その後どんどん進化してきました。
社内の開発においてもAmazon Q Developoerによりソースコード補完、レビューなどで活用も進んでいます。
今回のAmazon Qの強化はQ単体というよりも関連サービスを含めた強化になります。
- Amazon QuickSightの強化ならびにAmazon Qとの連携強化
- Amazon Q Businessによるビジネス利用の強化
- Amazon Q Developer強化
Amazon QuickSightの強化
https://aws.amazon.com/jp/quicksight/?amazon-quicksight-whats-new.sort-by=item.additionalFields.postDateTime&amazon-quicksight-whats-new.sort-order=desc様々な改善
- 地図、画像もアップできるようになった。
- Pixel-perfect(ピクセルパーフェクト)にも対応した。
- カスタマイズ性の向上、(カラー、ロゴ、フォント)
- リンク共有などのシェア機能向上
- OAuth,KMSデータコネクション種類、セキュリティー、容量向上
Amazon Q in QuickSight
- Amazon Qに会話型のインターフェースを組み込むことができる。
- “11月になにがおきた?”ブラックフライデーですね。と分析結果を答えてくれる。
- 戦略もアドバイスしてくれる。
- シナリオを作成して分析もできる。
- 新しい値段になりお手軽に利用できる。
システム開発において分析機能を自前で開発するのではなくAmazon Q in QuickSightを活用することで、より高度で使いやすいUIを備えた分析画面を簡単に用意できるようになりそうです。
またなにより生成AIによるチャットインターフェースがつくのは、開発の提案において大きなアドバンテージになりそうです。
Amazon Q Business
https://aws.amazon.com/jp/q/business/会社の様々な情報を接続し、簡単に生成AIで活用ができるようになるサービスです。
ビジネスと名称がつくだけあり、あらゆる企業が必要とするセキュリティー要件や管理機能などが備わっています。
Slack,Google Drive,Gmailなど40以上の主要サービスとの連携が可能となっています。
様々なユースケースに活用できます。
- セールス、マーケティング
- プロダクト管理、エンジニアリング
- 人事、経営
Amazon Q Businessはまずは自社利用で試してみたいところです。
Slack、Googleドライブ、自社基幹システム、売上管理、労務管理などを連携させてデータドリブン経営の推進に活用できそうに思います。
シーズとしての展望
Amazon Q、Amazon Q in QuickSight を使いこなせるようになりたい。
自社業務基盤にAmazon Qを組み込みデータドリブン経営を推進させたい。
自社サービスにも組み込んでいきたい。
BIの知見を高めて、お客様にも提案できるようになりシステム開発の強みの一つにしたい。