前回からの続き。
今回のドイツ・ツアーでは、ドレスデンにあるKBA工場と、ケルンとオランダにあるHorizonユーザー企業の印刷会社を見学してきました。
ケルンの印刷会社
Häuser Druck
会社プロフィール
ケルンから30km離れた郊外にある社員150人の印刷会社。
オンライン通販druckdiscount24を運営されています。
https://www.druckdiscount24.de/
売上比率オンライン60%、営業40%
売上件数は95%はオンライン
社長の言葉
”ケルンの印刷会社はこの20年で100社から3社になった”
1社はオンライン通販のみで、のこり2社はオンライン、営業それぞれハイブリッドでやっている。
生き残りにオンラインは必須。
自社が生き残った理由は?
品質、配送スピード、顧客対応を大事にやってきた。それによって今がある。
感想
100社から3社になったという話が一番インパクトがあり、同行していた人たちも全員が衝撃を受けていました。
日本でも生き残る3社と淘汰される97社、どちらの未来を目指しますか?という決断のときが来ていると思います。
オランダの印刷会社
Control Media
会社プロフィール
売上 56億1000万円
24時間稼働
https://www.controlmedia.eu/
社長の言葉
2012年オンライン主流に切り替えた。創業以来事業拡大とともに工場をどんどん大きくしていった。
効率化と人を大事にしている。
投資基準 どちらかに当てはまればGO
・2年で採算取れるものか
・社員の負荷が下がるものか
一番の悩みは人事採用(世界共通)
電話対応はスピードを重視している。電話には価値があると思っている。
感想
スマートファクトリーのモデル会社ともいうべき、自動化が図られた工場で非常に見ごたえがありました。
人を大事にすることを強調されており、荷物の持ち上げが少しでも楽になるように、機械の前に昇降機をつけたんだと自慢されていたのが印象的でした。
ドレスデンKBA工場
1817年に創業された世界でも最古の印刷機メーカーの一つKoenig & Bauer(KBA)のドレスデン工場を見学させてもらいました。
機械の製造だけでなく研修センターもあるそうで、世界中のユーザー企業からオペレーション研修受け入れをしているそうです。
同行していた会社の方もこのDrupaツアーが終わるとそのままここに戻って2週間研修とのことでした。(お疲れ様です)
その後、製造エリアも見学させていただきましたが、こちらは撮影NGでした。
広大な敷地にある巨大工場で、先程の数億する印刷機を1台づつ丁寧に工程ごとに作られていました。
最後に
今回ドイツ・ツアーでは合計3つの工場見学をさせていただきました。どれも中々見る機会がないものなので大変貴重な体験をさせていただきました。
次回はドイツ市中の紹介をしたいと思います。