11月14日(金)に開催された、CSS Nite in KYOTO, Vol.3「Web制作業界最前線」に参加してきたのでご紹介します。
タイムテーブル
セッション1:
ディレクションが苦手な人のための、「Webディレクション」の処方箋(Webデザイナーだったら編)
高田 信宏さん(クリエイター育成協会)
セッション2:
コンテンツマーケティングは恋のライセンス
成田 幸久さん(インフォバーン)
セッション3:
Webプログラミングの今とこれから 〜最新Web技術の紹介とそこから考えるWebクリエイターの可能性〜
村岡 正和さん(バスタイムフィッシュ)
セッション4:
Evernoteでも採用されたMaterial Designの概要と導入方法
阿部 正幸さん(KDDIウェブコミュニケーションズ)
セッション5:
UIデザイナーとは何者なのか?
土屋 尚史さん(グッドパッチ)
Session1:ディレクションが苦手な人のための、「Webディレクション」の処方箋(Webデザイナーだったら編)
講師:高田 信宏さん(クリエイター育成協会)
まさかの信号の故障により、電車が大幅に遅れて途中からの参加。
そのため全部聞くことが出来なかったのですが、サンプルのヒアリングシートを紹介して、その重要性を説明されてました。
詳細は、Webディレクション教科書(通称「黒本」)で確認してね!とのことwww
実際の業務に一番近い内容だったのですが、残念。。。
また機会があれば参加します!
Session2:コンテンツマーケティングは恋のライセンス
講師:成田 幸久さん(インフォバーン)
とてもいい響きのナイスなセッションタイトル。
京都にも支社を置かれてから、業務でもお世話になっているインフォバーンさんですが、企業紹介の中で、「GIZMODO(ギズモード・ジャパン)」や、「lifehacker(ライフハッカー)」、「roomie(ルーミー)」といった、メディアも運用されているとのことを(今更?)知りました。
すみません。いつもお世話になっているのに、全く知りませんでしたw
(正確には、グループ会社「メディアシーン」が運営)
コンテンツマーケティング=恋愛戦略
コンテンツマーケティングとは、「顧客にとって価値のあるコンテンツを提供していくことで、興味を惹き、共感をしてもらい、結果として売上げにつなげる」というマーケティング戦略とのこと。
この戦略を、恋愛に例えて分かりやすく紹介してくださいました。
5つのメリット
1.あなたに恋を持った人だけが訪れる
2.アプローチしたい人だけに絞れる
3.あなたの優位性をアピールできる
4.あなたの評判が拡散する
5.あなたをどう思っているのか分かる
戦争の時代から、恋愛の時代へ
これまでのコンテンツは、ターゲットに向けてどのように情報を発信していくか、コンテンツを届けるかというSEOをベースとした一方通行の奪い合い(戦争)のようなものだったが、もうそんな時代が終焉を迎えようとしている。
これからは、ターゲットに届けることはもちろんだが、双方向に「愛」が芽生えない限りそのコンテンツに成功は望めない。
そう、これからは「恋愛」の時代なんだ。
--まとめると、こんな感じの設定でした。うん、分かりやすい。
地道な努力と、「愛」が求められる
とはいっても、恋愛はそうはかんたんに成就するものではありませんよね。
「恋愛は一日にして成らず」
愛を持った、地道な努力が必要なのだそうです。
「恋というのは一つの芝居なんだから、筋を考えなきゃだめだよ」by 谷崎潤一郎
そこで、次のような「成功に導く7つのステップ」を紹介してくださいました。
1.目標設定(KPIとKGI)
・KPI(重要業績評価指標)を明確化し、各プロセスごとのKGI(重要目標達成指標)を設定することで、顧客とのつながりを長期的に維持
2.状況分析とトピックの設定
・情報なくして戦略なし
・SWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)
3.ペルソナ設定と購買ファネル
・ターゲットは1人!
4.コンテンツの編集計画
・コンテンツカレンダーを作成し、PDCAをスケジュール化して管理
5.心を動かすコンテンツの制作
・アリストテレスの「ストーリー三幕」(状況設定 > 葛藤 > 解決)(インフォバーン総研)
・「変化」、「対比」が重要!
・インパクトを与え、自分ゴト化させる!
6.コミュニケーションの管理
7.達成度の測定(SMART goal)
・Specific(具体的に)
・Measurable(測定可能な)
・Achievable(達成可能な)
・Related(経営目標に関連した)
・Time-bound(時間制約がある)
日々やっていることだったり、なんとなく分かっていることなんですが、「恋愛」という状況に照らしあわせて考えていくことが出来るため、ペルソナを設定することと同じように、チーム内でその重要性を共有しやすくなりそうだと感じました。
楽しく、とてもためになるお話をありがとうございました!
(長くなってしまったので、セッション3移行は次回に紹介しようと思いまーす。興味ある方はお楽しみに!)