こんにちは、クラウドソリューション事業部の本田です。3連休は台風が直撃で予定していたキャンプに行けず落ちこんています。しかし台風も去り秋はすぐそこまで近づいている気もします、体調に気をつけて頑張っていきましょう。ということで今回は、AWSパートナー様向けMonthly Updateセミナー登壇してきましたレポートとなります。
今年の6月にも登壇させていただきまして、その際は「株式会社シーズにおけるGraviton2の活用」と題してお話させていただきました。今回もAWS Gravitonのお話をさせていただいたのですが、BacklogやTypetalkといったSaaSを開発されております株式会社ヌーラボ様と共同という形で、「導入事例から学ぶ「失敗しないAWS Gravitonの導入」」と題して発表させていただきました。
AWS様、ヌーラボ様、シーズ各社から発表をさせていただい後は、3社でのパネルディスカッションと、発表者同士での交流もあり、大変楽しいセミナーとなりました。当日の様子は、AWS様のブログなどで公開されるそうなので、またこちらもご確認いただけますと幸いです。
以下弊社から発表させていただいた内容をダイジェストでお伝えいたします。
導入事例から学ぶ「失敗しないAWS Gravitonの導入」ダウンロード
シーズ的Gravitonのメリット
- Graviton2の性能テスト
- Graviton3の性能テスト
弊社で行いましたGraviton2、Graviton3の検証結果を基に弊社が感じているGravitonを利用するメリットをお話ししました。利用することでコストパフォーマンスは向上しますし、Gravitonは日々進化していっています。これらのことから弊社としてはGraviton推しで、導入を積極的に進めていきます。検証の結果は以下のブログにまとめておりますので、こちらもどうぞ。
AWS Graviton2 (EC2) を検証した結果、採用しています
AWS Graviton3 (EC2) がGAになったので早速検証してみました
弊社における導入事例と効果
- 導入事例(ゲームアプリ会社様)
- 導入事例(自社サービス:デカメール)
- 導入できなかった事例(工具系ECサイト様)
実際に弊社にて導入させていただいた事例と導入後の効果についてお話ししました。基本的には少ないリスクと工数で導入することができています。今回はざっくばらんにお話しさせていただくということで、結果的に導入できなかった事例についてもお話ししました。弊社での導入事例は以下の記事にもまとめておりますので、こちらもご確認いただけますと幸いです。
自社サービスで利用しているRDS for PostgreSQLをGraviton2に移行した話
AWSパートナーにとってのGraviton
- Gravitonは「よりよい提案」に最適
- Graviton導入が進みにくい理由
AWS Gravitonが我々AWSパートナーにとってどういったものであるかお話ししました。利用するだけで多くのメリットがあるGravitonですが、実際の導入自体はまだまだ進んでいないというのが弊社が感じているところであります。現状うまくいっているように見えることを変えることはリスクがありますし、IntelのCPUからGraviton(Arm)に変わることへの漠然とした不安といったことが進みにくい理由かと思います。ただそれらのリスクをパートナー企業が担保していくことで、お客様からの信頼獲得につながる、つまりGravitonを提案、導入していくことは信頼環境を築く武器になると考えています。
失敗しないGravitonの導入
- EC2におけるGraviton導入
- ECSにおけるGraviton (Fargete)の導入
- AWSマネージドサービスにおけるGraviton導入
- 注意点一覧
実際のEC2、ECSやRDSといったサービスにおいてGravitonを導入する際に失敗しないコツをお話しさせていただきました。マネージドサービスは導入しやすくコストとリスクが少なく低いので積極的に導入していきたいです。また注意点もありますので、導入時にはご参考いただければと思います。
とこんな感じのお話をさせていただきました。
反応や感想
詳しい内容はお伝えできないですがアンケート発表内容への評価は大変良いものだった、また発表中に色々とパワーワードが炸裂していたらしく良い反響があったということを聞いておりますので、発表自体はうまくいったのかなと思います。
個人的には前回と異なり、今回はパネルディスカッションがあり楽しい会になりました。今後もこういった発信を続けていくと共に、Gravitonの提案、導入などを通してお客様のお力になれればと思います。