こんにちは、クラウドソリューション事業部の石垣です。
Athenaでのアップデートでクエリ結果をmanaged query resultsの機能が発表されました。
今まではワークグループ作成時に事前にクエリ結果を格納するS3バケットを指定する必要がありましたが、それが不要となった形です。
早速試してみる
ワークグループ作成から新規でワークグループを作成してみます。
クエリ結果の設定の箇所に今回「Athena マネージド」というのが増えています。
ちなみに、「カスタマーマネージド」のほうを選択すると、従来よりあったS3にクエリ結果を保持する設定となります。
クエリ結果の設定を「Athena マネージド」としてワークグループ作成後、適当にクエリを発行していつものように結果を確認できます。
制限事項等
制限事項は以下に記載があります。
https://docs.aws.amazon.com/athena/latest/ug/managed-results.html#managed-results-considerations
特に注意が必要なのは保管期間だと思いますが「クエリ結果は24時間利用可能です。この期間中はクエリ結果は無料で保存されますが、保存期間が過ぎると自動的に削除されます。」と明記されています。
感想
ちょっとした確認をすぐにしたいなど、よりアドホックに使用したいケースにハマるのではないかと思います。
特に、S3を作成しなくてよくなったことで、S3側でのライフサイクルの設定等のメンテナンスを考慮しなくてよくなり、運用コストはわずかながらも低減すると思います。