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AWSサミットに初参加した感想

2025/07/23

こんにちは。クラウドソリューション事業部、2025年新卒の村井です。

6月25日・26日に幕張メッセで開催された、AWSが主催する日本最大のイベント「AWS Summit Japan 2025」に参加してきました。

今回は新卒として初めて参加した「AWS Summit」での体験や所感をお伝えします。

技術的な内容は含まれませんので、あらかじめご了承ください。

圧倒されたイベントのスケール感

最初に感じたのは、何と言ってもその圧倒的なスケール感です。会場の広さも人数も思っていた以上に圧倒的でした。

展示スペースや基調講演のステージも非常に迫力があり、上空にはカメラが飛び交っていたりと驚きの連続でした。会場の至る所に情報があふれており、まるでテーマパークのような高揚感を覚えました。

気になったセッションや各ブース

今回のイベントでは、実際に技術を体験できるブースや、実物展示を通じて技術の裏側を視覚的に理解できるブースが多く設置されており、特に印象に残りました。その中から、特に興味深かったブースをいくつかご紹介します。

まずは Serverlesspresso です。

Serverlesspressoは、サーバーレスアーキテクチャを活用したデモンストレーション型のブースです。来場者は、スマートフォンで表示されたQRコードを読み取ることで、コーヒーを注文できます。QRコードは5分ごとに更新され、1回あたり先着10名までという制限があることもあって、常に多くの人で賑わっていました。

QRコードの更新を待つ間、スタッフの方が仕組みや技術的背景を丁寧に説明してくださり、「体験を通じて学ぶ」工夫が凝らされたブースだと感じました。

ユニークな名称に惹かれて立ち寄りましたが、ゲーム性もあり、楽しみながら学べる工夫が随所に感じられました。注文後には、実際にコーヒーを無料で受け取ることができ、技術の恩恵を身近に体感することができました。

もう一つ印象的だったのが、VRを用いて仮想空間上のデータセンターを体験できる「バーチャルデータセンター」のブースです。体験時間が長いため待ち時間はありましたが、興味が勝り、約40分待って体験に臨みました。

仮想空間内では、施設の巨大さや高いセキュリティ、災害対策の徹底ぶりなど、普段目にすることのないインフラの裏側を臨場感たっぷりに体感できました。施設内にはエリアごとに何重ものセキュリティゲートが存在し、緊急時に備えた給水・電源・消火設備も広範囲に整備されていました。

特に印象的だったのは「データホール」です。多数のラックや複雑な配線が張り巡らされ、リアルさと迫力が伝わる構成になっていました。

VR体験はGoogleマップのような静止画ベースの構成で、視点の自由度に制限はあったものの、初めてデータセンターの内部を見学する貴重な体験となりました。

また、ブースの近くにはサーバーラックも展示されており、VRと現物の両方から設備のスケールを実感することができました。

他にも「AFEELA 1(アフィーラワン)」の実物が展示されていたり、ピアノを弾くロボット、AIがコーチングしてくれるゴルフブースであったり、楽しめるところがたくさんありました。

次回参加に向けた反省と準備ポイント

今回の参加を通じて、「こうしておけばよかった」「これを準備しておいて正解だった」と感じた点がいくつかあります。

一つ目は見たいセッションやブースの順番に余裕を持たせることです。

会場は非常に広く、セッションやブースが両端に分かれて配置されていることもありました。セッション間の移動が立て込むと余裕がなくなり想像以上に余裕のない場面もありました。

また、人気のセッションでは前方の座席を確保するために早めの行動が求められます。メイン会場ではイヤホンを使用して講演を聞ける仕組みがありましたが、座席位置によってはスクリーンが見づらい場合もありました。なるべく通路側や前方の席を取るためには、早めに並ぶことが有効です。

二つ目は体温調整ができる服装を選ぶことです。

当日は蒸し暑い雨天であった一方、屋内は冷房が効いており、半袖一枚では肌寒く感じる時間帯もありました。幸い、脱ぎ着がしやすい服装を選んでいたため快適に過ごせましたが、今後も同様の対策が必要だと実感しました。

季節や天候を問わず、屋外と屋内の温度差に備えた羽織ものを一枚持っておくことが、体調管理の面でも安心です。

最後に

今回はどのセッションやブースでもAIの話で持ちきりでした。特に感じたのが、AIを使うのではなく、AIと他のツールを組み合わせて活用する重要性です。AIはあらゆることが可能に思える一方で、未知の情報に対しては限界もあります。しかし、適切なツールを使ってもらうことで、その可能性はどこまでも引き延ばせるということが感じられました。

それは人間というツールでどこまでAIの力を引き延ばせるかとも言えて、今後ますますAIを上手に使える人材が貴重になってくると思いました。

私もこの体験を通して「AIを使う側」としての視点を、あらためて考えさせられました。今後も変化の速い技術環境の中で、AIと向き合い、最適なツールを選び取って使いこなせるエンジニアを目指していきたいと思います。


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